がんは、3人に1人がかかる病気というほど誰しもがかかる可能性のある病気です。日本でがんは死因第一位となっている病気で、世界有数のがん大国といわれています。がんは怖い病気というイメージを多くの方が持っていますが、初期段階でがんを発見することができたなら治る可能性がある病気です。医学の進歩によって、大腸がんの内視鏡治療が行えたり、乳がんの場合には外来治療が可能となったりと早期でがんを発見できた場合、患者の負担が少なく治療を受けることも可能です。

がんを早期発見するためには、定期的にがん検診を受けることが重要です。日本はがん検診の受診率が低く、進行したがんで命を落とす方が多いことから国の政策のひとつとしてがん検診の受診率を上げるために、お住まいの市町村からがん検診に利用できるクーポンが年齢に合わせて送付されるようになりました。乳がん、子宮頸がん、大腸がんの際にクーポンを利用すると、検診の費用が無料になったり自己負担金が少なく検診を受ける事が可能です。市区町村のがん検診は、年齢に合わせて肺がん、胃がんの検診を最少の負担額で受ける事ができます。

申し込み後、集団検診や個別検診で指定された場所で検診を受けることが可能です。お住まいの市町村によって検診の際の日程等が異なるため市町村のホームページや広報で確認しておきましょう。市区町村ので受けることができる検診の他に、医療機関へ自分で申し込みをして受ける事ができる人間ドックがあります。より精密なオプション検査を希望することが人間ドックでは可能です。