精神的な病気になったときにクリニックに行こうと思ったら、慎重にクリニックを選んでください。近くて通いやすいから、看板をみかけたからという理由だけで選ぶのはよくありません。薬をもらうだけで済むような通常の病気だったらそれでもいいかもしれません。しかし、精神が絡んでくる病気であるとなれば別です。

医者が出した薬を飲めばそれで治るというものでもありません。薬を処方せず、心理療法だけで症状を改善していく場合もあります。その場合には先生との相性も重要になってきます。通いやすいというのは精神的に外出さえもキツイ患者にとって重要な点ではあります。

2時間以上かかるなどあまりに通院に時間がかかる場合は考えものです。しかし、症状が改善されないままクリニックに通うのもよくありません。この先生とは合わないと感じたり、薬の副作用だけがどんどん出てきて症状が改善されるどころか悪化するようなことがあれば、すぐに別のクリニックを検討してください。医者も患者からの声を待っています。

この薬は合わないなど、はっきり言うことができる関係が築ければ治療もうまくいきます。自分を理解してくれると感じることのできる先生を選ぶことが大切です。医者も人ですから、どうしても相性が合わない患者は出てきます。後ろめたく思う必要はありません。

相性のいい先生を選ぶことは双方にとっていいことです。必要であれば複数のクリニックに通ってみて自分が一番いい、行きやすいと感じるところに通うようにしてください。