看護師の夜勤シフトは日常とは別の世界に入ります

看護師の夜勤シフトは、看護学校を卒業すると一度は経験するものです。病院は24時間で運営されているため、入院患者の病床がある病院では必ずシフトを組んで看護師が患者の状態を診ているのです。病院という職場は、日中は職員や外来患者も多いので大変な混雑をしています。ところが、外来患者の受付を終えて営業時間が過ぎると静かになります。

そうして、夜勤の看護師と引き継ぎを終えると、ナースセンター内は夜勤看護師だけになってしまいます。これから翌朝までは、夜勤看護師と入院患者だけの世界に入ります。患者に対する看護業務は定期的な巡回で、患者に異常がないかを見て回るのですが、これは時計との睨めっこで、異常があっても、すぐにドクターと連絡がとれませんので、常に緊張した時間になります。また、通常は寝ている時間帯に、業務を行っているので特殊な時間管理が必要となります。

眠気を避けるために、コーヒーなどのカフェインを用意したり、夜中にお腹が減るため弁当を用意する人もおります。自分の身体は自分で管理しなければなりませんので、シフトが組まれた週の体調管理は昼間だけの勤め人よりも気を遣うようになります。ただし、夜勤が終わってからの時間は、通常とは逆さまになります。通勤する人とは歩ていて行く方向が逆になり、この仕事勤めをしている人たちだけの開放感を味わうことができます。

いつもの電車は座れますし、デパートなどの開店時間に入っても、平日のため混雑はなくゆっくりと買い物ができるのです。

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